メンヘラが生きるための日記

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発達障害ってなに?

 

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近頃、SNSなどで発達障害という言葉を頻繁に見かけます。

もちろん私が当事者であり、フォロワーさんも発達障害を抱える方が多いのでそれなりのバイアスはかかっているのかもしれませんが、それにしても「流行っている」なと感じます。

 

今日はそんな発達障害について、基本的な知識を書いていきたいと思います。

 

発達障害とは?

 発達障害は、生まれつきの脳の機能障害であり、普通と比べて得意不得意の凹凸が激しいことから日常生活に支障をきたす障害のことです。生まれつきであり、環境が左右するものではないと言われています。(後天的環境が原因で発達障害のような症状を呈することももちろんありますが、それは通常発達障害には分類されません。)

後述しますが注意力の無さや興味の偏り、感覚過敏等の症状から対人関係や仕事の困難さに悩まされているひとが少なくありません。

発達障害 - Wikipedia

主な発達障害の定義について:文部科学省

 

発達障害の分類

www.mhlw.go.jp

 実は発達障害という呼び方はとても広い特性を指していて、様々な困り感があります。

アメリカ精神医学会の「DSM-5」によると、次のように分類されます。

 

自閉スペクトラム症ASD

 自閉症アスペルガー症候群、レット症候群が統合された呼び方で、これと小児期崩壊性障害などをあわせ広汎性発達障害(PDD)とも呼ばれていました。

スペクトラムとは曖昧な境界をもちながら連続している様子(スペクトル)で、これらの障害には似た特性があること、医師によって診断がばらつくことがあることから一つの呼称に統一されたようです。

 

興味の偏り、不文律(いわゆる暗黙の了解)がわからないことによるコミュニケーションの困難さ、繰り返しの作業を好む等の特性が挙げられます。

 

・注意欠陥・多動性障害(AD/HD)

 衝動性(感情が先行しがち)、過活動(じっと座っていることができない)、不注意(一つのことに集中できない)などが挙げられます。

 

このうち、不注意優勢で多動があまり見られない場合には注意欠陥障害(ADD)ともよばれます。

 

学習障害(LD)

知能に遅れはないものの、特定の読み書き、計算が困難な障害です。

 

(・知的障害)

知的な発達の遅れがある障害です。

しばしば自閉症などをともなって発生することがあります。

 

診断は?

医療機関では、専門医の指導のもと心理検査や幼少期の聞き取りなどから総合的に診断します。

子供の場合は小児科、大人の場合は精神科での受診が基本となります。

 

発達障害は治るのか?

基本的に発達障害は病気ではなく生まれ持った特性なので、治ることはありません。

しかし生まれつき足がない人が義足をつけて歩くことができるように、服薬や周りのケア、本人の対策によっては症状の改善がみられることがあります。

 

発達障害と二次障害

発達障害と気づかないまま成長したり周囲の理解が得られないままだと、失敗体験や叱責などが積み重なり精神に悪影響を及ぼすことがあります。

これらは発達障害とは別に二次障害と呼ばれます。うつ病、引きこもり、不安障害などが典型例です。

 

服薬について

治療には周囲の理解や本人にあったケアが必要不可欠ですが、ADHDについては薬物療法が有効なことが判明しています。

ここでは代表的な二種類の薬について簡単に解説します。

 

コンサータ

 ADHDを引き起こす要因の一つに、神経伝達物質がうまく働かないことが挙げられます。コンサータはそのうちドーパミンという物質に働きかけます。

 

ドーパミンは脳内に放出されると受容体というところで受け取られるのですが、このとき受け取られなかった一部のドーパミンは再利用するため神経細胞に戻されます。

しかしADHDは本来受容体に到達するべきドーパミンまで戻されてしまうのではないかと考えられています。

コンサータはこの再利用(再取り込み)を防ぎ受容体に結び付けられるよう働くのです。

 

コンサータ一週間以内に効果が表れ、約12時間薬効が続きます。

また、中枢神経刺激薬であり、過去に乱用が問題になったリタリンと同じ成分で作られていることから流通には規制がかけられており、認められた医師にしか処方が認められていません。

 

ストラテラ

こちらは神経伝達物質のうちノルアドレナリンという物質に作用するおくすりです。

コンサータと同じようにノルアドレナリンの再取り込みを阻害することによって受容体に到達する量を増やします。

コンサータとの違いは非中枢神経刺激薬で、依存性が少ないことです。

また効果が表れるまで6~8週間ほどかかり、薬効は一日中続きます

コンサータに比べてゆるやかな効き目の薬といえます。

 

ただしどちらの薬にも吐き気や食欲減退、頭痛などの副作用が起こることもあり、ADHDの困り感は個人差が大きいことから服用には医師とよく相談し、用法用量を守ることが大切と言えそうです。

 

このようにADHDには薬物療法が有効ですが、ASD、LDについては有効な治療薬が見つかっておらず、保護者の適切な対処やコミュニケーションなどのトレーニングが重要になってきます。

 

大人の発達障害

通常は幼少期から特性が出てきますが、保護者や周囲の理解が得られなかったりしたまま大人になり本人が気づくというケースが増えてきています。

この場合、対人関係の困難さや仕事上のミスから二次障害を発症し、精神を病んでしまったり自殺してしまうケースも少なくありません。

 

最後に

SNSやテレビによって関心が高まっている発達障害ですが、まだまだ日本では理解されにくかったり精神科などに対する偏見が多く、思い悩む人が多いように思います。

また発達障害と健常者の間である発達障害グレーゾーンということばも出てきています。

 

今後更に研究や理解が進み、すべての発達障害を抱える人が幸福で充実した暮らしを送れるよう切に願います。

そのためにも発達障害当事者として、微力ながら情報発信と啓発に努めたいと思います。

今日はここまで。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。