北海道の気候とエアコンの普及率
こんにちは、えり(@viola_alauda)です。
連日猛暑が続きますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私は少し夏バテ気味です。
引きこもりなので家にいる間はクーラーをガンガンかけているのですが、外に出ると汗が止まりません。
さて、今日の東京の最高気温は33.4℃(14時現在、気象庁)ですが、私の出身地、帯広では32.7℃を記録したようです。
もはや東京とあまり変わりないですね。
一方でエアコンは、東京ではほとんどの世帯に設置されているのに対して、北海道のエアコン普及率はわずか25.7%にとどまっています。(2016年全国消費実態調査より)
www.stat.go.jp
ついこの間も小中学校のエアコン設置率の低さが問題になったばかりですが、北海道、とりわけ帯広に住む人々はどうやって暑い夏を乗り切っているのでしょうか。
帯広の気候
帯広は十勝平野のほぼ中心に位置する人口17万人の都市で、小麦などの農業が盛んです。
十勝産小豆といえば、聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。
西には日高山脈があり、そこから吹き下ろす風がフェーン現象を起こします。
帯広は風下にあたるので乾燥した高温の風が気温を上昇させます。
夏も冬も雲ひとつない晴天に恵まれることが多く、地元の人達はそういった日のことをよく「とかちばれ」と表現します。
夏は暑く、冬は寒い
前述のフェーン現象によって夏は高温になり、8月には40℃に迫ることもあるのですが、冬は放射冷却によって−20℃近くにまで下がることもあります。年間の気温差はなんと60℃。
正直、人の住む場所ではないような気がします……
なお、日高山脈で雪雲が阻まれるので札幌などと比べると降雪量は少ないです。
昼は暑く、夜は寒い
一日の気温にも差があります。
湿度が低くカラッとした気候のため日が沈むと途端に気温が下がります。
蒸し暑く気温が下がりにくい東京と違って、夜はなにか一枚羽織るものがないと肌寒いという日が多いです。
ここに、エアコンの普及が進まない原因があるような気がします。
暑いのは夏の昼間だけ?
冬は寒く夏の夜も過ごしやすいことから、(データだけで見れば)暑いのは夏の日中だけということになります。
とはいえ、統計はあくまで平均。実際に住んでいると扇風機のいらないほど涼しい日もあれば、夜でも蒸し暑く汗が止まらない日もあります。
毎年8月13日に開催される勝毎花火大会の時期なんかは扇風機にあたっていても汗だくになりながら自宅で花火を眺めていました。
ちなみに実家にも祖母の家にも小中学校にも、エアコンはありませんでした。
30℃を超える日が続くにもかかわらず夏の昼間をしのげばいいからと、熱中症になり搬送される人も多いです。
それがバカバカしいからというのも、東京に引っ越した理由の一つです。