ASDを抱える私のコミュニケーション
こんにちは、えり(@viola_alauda)です。
私は、去年の10月に発達障害と診断されました。ADHD・ASD混合型です。
事実、仕事をしているときはADHD由来の不注意やケアレスミスに悩まされ、仕事を辞めた今はASD由来のコミュニケーションの困難さに直面しています。
今日はそんな自分のことを少しだけお話したいと思います。
病院ではADHD優位との診断を受けましたが検査はWAISⅢのみ。脳波などの検査は一切なかったのでそもそもASDの診断が下ったことが不思議です。まあ、検査せずとも自閉っぽかったということかもしれませんが……
主な困りごとをリストアップするとこのようになります。
- 雑談ができない
- 友達がいない
- 皮肉・冗談が通じない
- 視線を合わせられない
- 急な指示や予定の変化に対応できない
- 表情に乏しい
- 要領が悪い
- 手遊び、貧乏ゆすりなどがやめられない
他にもまだまだたくさんありますが、ぱっと思いつくのはこんなところです。
逆に、感覚過敏などは全くといっていいほどないです。
こんな私でも理解のあるパートナーができたのですが、やはり困るのはコミュニケーションの面でした。
人間は相手の目を見て話します。非言語コミュニケーションの基本ですね。
しかし、私はこれが極端に苦手でした。
視線恐怖症的なところもあったのかもしれません。とにかく目を合わせるのが怖く、相手が自分を見ていると認識することに抵抗がありました。
それでも、意識的に顔を見るように気を付けてはいるのですが、目を逸らされるのが辛い、と言われてしまいました。
また、雑談ができずなにか用事のあるときしか話せなかったため会話も必然的に少なめになっていきます。
表情も乏しいので楽しいと表現することもできません。心の中ではとても楽しいと思っているのですが、表にでてこないのです。
非言語コミュニケーションの苦手な、典型的な自閉症ですね。
言外の意味の推察や婉曲表現もまた苦手です。するのもされるのも。
ただ、こちらは後天的に「あれはこういう意味」とパターン学習することによってある程度克服が可能な気がします。
こういう意味だったんではないかと後になってから気がつくこともまだ多いですが、気を遣って顔色を伺い続ける生活だったからこそ、このあたりは学習によってなんとか賄えています。
これを書きながら、どれだけ嫌な思いをさせてきたんだろうと辛い気持ちになっています。
しかし病気のように治るものではなく、薬もないので、変わりたいなら自分が頑張るしかないですね。
つらいなあ……