郵便のおはなし。
こんにちは、えり(@viola_alauda)です。
今日は北海道にいた頃通っていた病院に受診状況等証明書を郵送するため郵便局に行きました。ついでにカラオケにも行ってきたのですが、夏休みなのかフリータイム三時間制限を受けて三時間で退出しました。
発達障害とうつで退職し傷病手当金をもらっている私ですが、前職は郵便局の窓口で受付事務をしていました。なので郵便局は馴染み深い場所なのですが、今日は忘備録代わりに郵便の制度や種類について簡単に記しておこうと思います。何かの折に皆さんの約に立てば幸いです。
普通郵便について
普通郵便はその名の通りなんの補償も追跡もないただの郵便です。だいたいのものは郵便局員さんが勝手に料金を出してくれますが、実は重さやサイズによって細かく種類が分けられ、料金もかなり変わってきます。
定形郵便
長3封筒と呼ばれる大きさまでの封筒などがこれに当たります。重さは50グラム、厚さは1センチまで、目安はA4の用紙3〜4枚ならこの重さに収まります。50g、1センチを超えてしまうと定形外扱いとなり料金が高くなってしまいます。
定形外郵便
定形の大きさ、重さ、厚さを超えた普通郵便のことです。縦横高さの合計が90センチ、4キロまでのものならどんな形(筒型とか)でも送れますが、2017年6月から新たに規格内・規格外という大きさの区分けが登場しました。ややこしい。
- 規格内
34×25センチ、1キロまでの郵便物が対象で、厚さは3センチまでです。
実はこの規格内郵便物、レターパックライトと大きさ厚さの条件が同じです。違いは追跡があるかどうか。こちらは普通郵便なので追跡は一切ないです。
- 規格外
規格内におさまらない定形外郵便で、少し高めの料金設定になっています。特に4キロ近くにもなるものはゆうパックとそう値段が変わらないこともあるので、宛先によってはゆうパックに変更をオススメすることもあります。
普通郵便については以上の四種類から料金が決まります。更に、普通郵便には補償や追跡などのオプションをつけることができます。料金はその分加算されてしまいますが、大事な書類などは万が一の紛失のためにオプションつけることをオススメします。
速達
通常より優先して配達される郵便です。普通郵便は日曜日の配達はされないのですが、速達をつけると日曜祝日関係なく配達されます。北海道から東京までは午前差し出しなら翌日午前中、午後差し出しなら翌日午後〜翌々日の配達になります。
書留
追跡番号がつけられ、相手に届いたかを確認できるオプションです。上の速達と併用できますが、書留の種類によってはレターパックを選んだほうが安上がりのこともあります。
- 簡易書留
体感的には最も使われていた気がします。追跡ができ、補償が5万円までのものとなり、手渡しで配達されます。なお、簡易書留と特定記録は中継局が記録されず、引受と到着のみの記録です。追跡というよりは着いたかどうかの確認ですね。より確実に届けたい場合は一般書留が使われます。
こちらは番号がつきますが、補償がないサービスです。また、優先度が低く、ポストに投函されるほか、日曜祝日は配達が行われません。
- 一般書留
中継局も含めすべての追跡状況が記録され、手渡しで配達されます。デフォルトの補償額は10万円ですが、500万円まで上げることができます。値段は少しお高めです。
(配達証明…一般書留にさらにつけることのできる、配達の日時を証明するサービスです。相手がそんなのもらっていない!なんて主張する可能性があるときにはこれをつけることで確かに配達されたという証拠になります。
内容証明…配達証明と併用されることの多いもので、どんな内容の手紙をいつ出したのかという証拠になりうる郵便です。主に銀行だとか離婚の調停の文書に使われることが多く、裁判でも証拠になります。勘違いされることが多いのですが、内容証明は書かれている事実を証明するもので、それが正しいか間違っているかは一切関知しません。内容証明は字数とかに厳密な決まりがあるので、作業する側としてはかなりメンドクサイ…)
- 現金書留
普通郵便では現金を送ることが禁止されているため、一円でも現金を送る時は現金書留が使われます。原則窓口で販売している専用の封筒を使います。他に書類などを入れても問題ありません。封のしかたがすこし特殊で、割り印を封の部分にしますのでハンコが必要です。値段は重さのほか中身の金額によっても変わるので、いくら入れたか分かるようにしてくださいね。ぶっちゃけATMとか使ったほうが安いです
ほかにはあまり使われませんが配達日指定や本人限定受取、代引きなどがあります。もし知りたいという方はググるかコメントに書くかしてください。できる限り分かりやすく説明させていただきます。