NHKの解約の仕方
こんにちは、えり(@viola_alauda)です。
皆さん、NHKの受信料はきちんと払っていますか?ネットの記事を見ると解約させてくれないとか訪問がしつこいなどといった情報が散見されますが、先日、NHKとの解約に成功したのでその方法をお教えします。
一人暮らしを嗅ぎつけてやってくる
ことの発端は4月、私が一人暮らしを始めて一ヶ月ほど経ったときのことでした。
家電なども一通り揃い、少し落ち着いたものの、まだ警戒心が浅かった頃。家のピンポンが鳴りました。せめてドアスコープ越しに確認をすればよかったのですが、Amazonから荷物が来る予定だったこともあり、愚かな私はドアを開けてしまいました。
すると、そこにはスーツを着たおじさんが。
「すみません、NHKのものなんですけど、契約をお願いしにきましたあ」
確かこんなことを言われたような気がします。そしてテンパってしまった私は言われるがまま申込書にサインをして、クレジットカードで一年間分一括払いの契約をしてしまいました。
これではいいカモですね。このときのことは本当に後悔しています。
ですが私は傷病手当金で生活していて、貯金もほぼない状態。更にテレビではなくゲーム専用のモニターで、NHKはもちろんテレビも映りません。(多分)
そこで契約を解除し、いままでのお金を返金してもらおうと思いました。ですが相手はあのNHK。なかなか解約させてくれないのは私も覚悟していました。
連絡先を調べると、NHKふれあいセンター(0120-151515 受付時間:午前9時~午後8時)が窓口だそうで。早速電話を掛けてみました。
私「すみません、NHKとの契約を解除したいのですが」
オペ「(本人確認のあと)どういった理由での解約でしょうか?」
私「実はかくかくしかじかで…」
オペ「分かりました。こちらでは解約のお手続きができないので、後ほど管轄の放送局からお電話をいたします」
この時はこれで電話が切れました。なんだ意外とあっさりしてるじゃん……と思いきや、ここからが大変でした。
そのあと折り返し電話がかかってきたので出ると、今度は男性の方が出ました。
男「株式会社〇〇(名前失念)ですけど、NHKをご解約されたいとのことでお電話頂いたと思うんですけど」
私「はい」
男「どういった理由での解約でしょうか?」
私「(また説明しなきゃいけないのか…)かくかくしかじかで」
男「チューナーはついていないものですか?携帯やパソコンはお持ちでないですか?」
私「ついてないですし携帯はiPhoneで、テレビの見られる設備はないです」
男「機種名分かりますか?」
はあ?と思いました。
ここでは端折っていますが、かなりチューナーはついていないか、カーナビはないかなどの確認がしつこかったので、機種名まで確認するんかい!とツッコミを入れたくなりました。テレビやモニターって裏に機種名が書いてあるんですが、それすら知らなかったので分かるわけないじゃんと思いました。
男「裏に機種名とメーカーが書いてあると思うんで、それを教えて下さい」
私「〇〇です」
男「分かりました。お調べしたらまたご連絡します」
その日はそこで電話が切れました。
が、次の日も、その次の日も、待てど暮らせど連絡はありません。Google先生に聞けば数秒でわかることにそんなに時間がかかるのでしょうか。それに、ふれあいセンターでは管轄の放送局から電話すると言っていましたが、実際に電話が来たのは集金などを担当する下請けの業者です。話が違いますね。わからないとでも思っているんでしょうか。
不審に思ったので、Googleでその手の話を書いているブログなどを調べまくりました。その結果わかったことが数点。
- NHKふれあいセンターがそもそも下請けで、解約権限を持たない
- NHKふれあいセンターでは何かと理由をつけて解約させてくれない
- 営業所に直接電話すると解約できる
以上の三点です。
公式がアナウンスしているふれあいセンターが下請けというのは驚きました。もちろんテレビを破棄した、引っ越したなどの理由であればすんなり解約できるのでしょうが、反論の余地があるとかなり渋られるそうです。
なお、NHKの放送局を自力で調べて直接電話すると解約しやすいとのことでした。私も放送局に電話を掛けたのですが、詳しい機種など聞かれることもなくあっさり解約でき、一年間分先払いした料金が全額返ってくることになりました。
私の例は少し特殊なので、やはり大事なのは契約そのものをしないということです。
インターホンが鳴ったら誰か確認する、NHKならでないか内鍵をかけたままにして「お帰り下さい」と言う(それでも帰らなければ不法滞在で警察を呼びましょう)。基本的なことですが、大事なことだと思いました。
また、NHKとやりとりする時は動画などをとって記録に残すことも必要かもしれません。少なくとも、記録されているという事実があれば相手も下手に手を出してこないでしょう。
これから一人暮らしを始める大学生の方や新社会人の方のお役に立てれば幸いです。