メンヘラが生きるための日記

便所の落書きなので読まなくていいです。

819日目 多嚢胞性卵巣症候群の疑いありでした

婦人科に行ってきた。

だいぶセンシティブな内容だが、別に自分は抵抗感がないしネットくらいでしか話す相手がいないので別にいいことにする。抵抗のある人は見なければいい。

私はピルを飲んでいる。誤解されがちだが、ピルは避妊目的だけに用いられるわけではない。自分は10代のころから生理不順で、20歳を過ぎても生理日が全く安定しなかった。また、20歳前後の頃はちょうど暴飲暴食して体重が10kg以上増えた頃でもあり、そのときは10ヶ月ほど生理が止まっていた。父親に何気なく話したら妊娠を疑われたのは苦い思い出だった。

今思えばその時点で婦人科を受診すべきだったのだが、太ったのが原因であることは明らかなので痩せろと言われるのが怖かったのだと思う。

ピルを飲み始めたのは一年ほど前。ネットに書かれているような副作用も不正出血もほとんどなく安定していた。自分にとって規則的に生理(正しくは排卵が止まっているため消退出血だが、ここではひとくくりに生理とする)が来るのは人生で初めてのことで、とても体調管理がしやすかった。

不正出血があったのは先月から。いや不正出血といっていいのかもわからない。
休薬日の一週間前、成分の入った錠剤を飲む最後の週から出血が始まるようになった。

出血は最初ごく少量でショーツも汚れないが、だんだん普段の生理と変わらない量になっていく。これが先月に続いて今月も起きたため、婦人科に行くことにした。

ピルでホルモンバランスが整っているはずなのになんで……ととても不安だった。考えられる原因は糖質制限を始めたことによるストレスとか、脂質の多い食事かな、と思ったが、去年案内が来ていた子宮頸がん検診を放置していたため、いい機会だと思ったのと、やはり放っておくのは精神衛生上よくない。

超音波検査は正直かなり楽しかった。自分の体の中はこうなっているんだ……と。痛みもそれほどではなく、教科書で見るような臓器が自分の中にもあるんだと実感してテンションが変になっていたと思う。

卵巣にはたくさんの黒い斑点があった。中心には何も写っていなかったが、外側は蓮の実みたいだ、と思った。

先生曰く、半年以上生理が来なかったりこの卵胞が連なっているのは多嚢胞性卵巣症候群の典型的な症状らしい。ただ診断基準は卵胞が10個以上なのに対し、私は8個くらいしかなかったのであくまで「疑い」だと。

血液検査もしたが、今ピルを飲んでいるので数値は正確なものが出ないかも、とのことだった。

不妊の原因にもなるので子供を望んでいる人には深刻なのだろうが、私は未来も子供を作らないと断言できるのでそこまで落ち込んではいない。

むしろ今まで生理不順だったり、太りやすく痩せにくかったり、声が低かったり毛深かったりしていた原因がわかって安心している。

体質的に糖尿病になりやすいことだけが心配だが、もうすでに糖質制限をしているので今後も続けられれば問題ないだろう。痩せることを目的として始めた糖質制限だが、つくづく持続可能な方法を確立できていてよかった。どちらにせよ治療法はピルによるホルモン療法と運動と食事制限くらいしかないから。ちなみにもう5kgは減った。

ピルは避妊目的でなければ保険が適用されるらしい。前に行った婦人科では問診と血圧のみで自費で処方されていたので、自分の知識不足と行動の遅さが悔やまれる。

糖質制限、頑張ろう。