プロ奢ラレヤー氏の生き方は発達障害者を救済するか?
こんにちは。えり(@viola_alauda)です。
昨日は発達障害に関する基本的な知識を書きましたが、このブログは主に私の興味のあることを感想も交えて綴っていきたいと思います。
さて、「プロ奢ラレヤー」というハンドルネームで活動している方を、私はつい最近知りました。
アベマTVでも彼の特集が組まれ、Twitter界隈では有名になりつつあります。
「プロ奢ラレヤー」とは?
動画で紹介されているプロフィールはこちら。
- 名前:中島太一(プロ奢ラレヤー)
- 年齢:21歳
- 職業:無職
- スロバキア人の奥さんと結婚
その名の通り人に奢ってもらい生活をするという、斬新なライフスタイルで話題となっているのです。
SNS(Twitterなど)で奢ってくれる人を募り、ご飯を食べる。
何かものが必要になったときも投げ銭を募集し、お金やものを集める。
人が汗水たらして稼いだお金をもらうなんて!と思った方、いませんか?
日本人は価値観に縛られすぎている
少なくとも私は、彼の生き方を見たとき衝撃を受けました。
彼のツイートを引用させていただきます。
たくさんのひとに認められるために生きるよりも、数少ない大事なひとたちに認められて生きるほうが、ぼくは好きだ。他人からの評価に生きるよりも、自分が納得できるように生きるほうが、ぼくは好きだ。嫌いに生きるよりも、好きに生きるほうが、ぼくは好きだ。だから、ぼくは好きに生きるんだ。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年5月12日
子供「好きなことする自由がない」
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年5月6日
青年「好きなことするお金がない」
大人「好きなことする時間がない」
老人「好きなことする元気がない」
ないものがない瞬間はないのに、好きなことしない言い訳だけは、常に目の前にあるんですよ。人生そんなもん。
好きに生きる。
言うのは簡単でも人は色々なしがらみに雁字搦めにされています。
親が厳しいから、仕事が大変だから…
プロ奢ラレヤー氏はそんな多くの人が抱え、半ば言い訳にしている価値観にとらわれずに生きています。
私は思いました。こんな生き方、いいのかと。
怒られないか、と。
しかし、怒られようが怒られまいが、大事なのはそこではないんですね。
けしからんと思う人は彼の自由な生き方に妬みのような感情を抱いているのではないしょうか。
自分はこんなに苦労してきた。だからそんな生き方みとめたくない…と。
発達障害当事者から見たプロ奢氏
プロ奢氏は発達障害というわけではありません。
しかし、当事者として彼の生き方には大変感銘を受けました。
「多様性」というのは、ほんとうは「わかり合える!わかり合おう!」ではなくて、「わかり合えない!認め合おう!」なんですよね。これができていないひとがかなり多い。「僕にはそれを理解できないが、『あなたがそれを大切にしているということ』は理解します」という考え方がとても大切なんですよ。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年5月12日
何かと誤解や偏見の多い発達障害ですがそれらいわゆる「世間の目」に縛られすぎず、発達障害でも好きなことをしていいんだと考えることが「楽に生きる」うえで重要なのではないかと思いました。
私達は社会生活を営んでいくうえで様々な価値観に遭遇します。そのいずれも尊重されるべきであり、否定されてはなりません。
事実、彼も従来の生き方をする人を決して否定しているわけではありません。
彼は現代に生きる私達のあり方に一石を投じているのではないでしょうか。
プロ奢氏と同じ生き方は難しくても、「これでいいのだ」と思い自由に生きていくことが発達障害者にとって一番の幸せのような気がしてなりません。
今日はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。