メンヘラが生きるための日記

便所の落書きなので読まなくていいです。

公務員を叩く風潮

こんにちは、えり(@viola_alauda)です。

今日は真面目に社会派の記事を書きたいと思います。アクセス数が伸び悩んでるとか、そんなんじゃないですよ?

この間、鉄腕ダッシュ自衛隊の方々のカレーが特集されました。テレビを見ていないのでTwitterの反応から予測することしかできないのですが、海上自衛隊の中でも限られた人しか食べられない特別なカレーで、とても美味しいのだとか。タイムラインを見ているだけでカレーが食べたくなったのは、私だけではないはずです。

そんな特集を見て、なんと一部の人は「自衛隊なんかにこんな贅沢な飯を提供するな」と主張しているようです。

確かに、家庭では使われないような調味料(ワインやブランデーなど)や具材が使われており、豪華なのかもしれません。

しかし、自衛隊の方々が質素なご飯を食べなければいけない理由などあるでしょうか?

こう言うと、「私達の税金で」という人がかならずいますが、それは的外れな指摘です。なぜならお金は巡っていくもの、個人が使っているお金だって究極的には会社の金であり他の誰かが払ったお金なのですから。

自衛隊の方々が災害などで日本各地に派遣される際、食事は缶詰、それもテントの中でコソコソと隠れるように食べるようです。理由は、他の人からのクレームがつくから。なぜ自衛隊が美味しそうなご飯を被災者の前で食べるのか、と。

もっと前の話題で言えば、救急隊員がコンビニに寄ったりご飯を食べていくことに対するバッシングがありましたね。

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これらは公務員叩きの風潮と似たような節がありますよね。

彼らは公共のために働く彼らをなんだと思っているのでしょうか。自分と同じ人間とは思っていないのでしょうか?

公務員だって自衛官だって救急隊員だって、私達と変わらない人間なんですから水も飲めばご飯も食べます。それを「仕事中にだらしない」というなら、休憩無しで働いてみてから言ったらどうでしょうか?

まあ、ブラック企業で働いていて休憩などろくにない人もいるのかもしれませんが、そういう層が言ってるなら自らの劣悪な環境を露呈しているわけで、いわゆる社畜自慢をする愚かな人々となんら変わりないことにはなりますが。

もちろん、こういったことをしているのは一部の人達だけであり、大半は「何いってんだこいつら…」という反応のようです。叩きが多数派になったらそれこそ日本の終わりです。

自衛官や救急隊員叩きは全く理解できないですが、一部にはこういう公務員もいるようです。

これは役所というより個人が悪いケースのような気もしますが……ここまではいかなくとも対応が悪かった、適当な仕事をされたという経験もあり、公務員に対する風当たりが強くなってる気がします(私もありました)。

対応が悪く、融通が利かず、税金もなんのために使われているかわからない、そういった原因が重なってそれにもかかわらず公務員はいい給料もらってるという妬み嫉みが公務員叩きを助長しているのでしょう。

しかし先程も言いましたが彼らも人間です。なので水は飲みますしたまにはミスもします。融通がきかないのは公務員ではなくそれを決めている省庁の決まりに従わざるを得ないからで、いくら下っ端の公務員に言っても変わりません。税金は横領などの事件が未だにあるのですべてを擁護することは難しいですが、多くのライフラインや利益にならず民間に委託するのが難しい仕事=公共事業などに当てられています。

いい給料をもらって、というのは日本経済の衰退をあらわしており、自分が社畜としてひどい扱いを受けていると自ら公言しているようなものです。バブルの時は(生まれたばかりだったので伝聞でしかないですが)公務員など地味でどこにも就職できないやつがなるものだ、と言われていたらしいですからね。

経済が厳しくなったら公務員叩き、勝手なものです。確かに税金など高いと感じることもありますし民間のように接客態度が良いわけではありません。しかし国や自治体が運営しているあらゆるものにその税金が使われていたり、ブラック企業のように接客研修を受けているわけじゃないと思うと別にいいかと感じてしまいます。そもそも私は税金のほとんどを免除してもらってる身ですし。

国政に関わる国会議員たちも公務員なので、バッシングが広まれば広まるほど民意を受けて給料を減らしたり決まりを厳しくしなければいけなくなります。

そうなって満足する人間が果たしてどれくらいいるやら。声をあげているのは一部で、大多数の人は公務員に対しても叩きに対しても何も言いません。サイレントマジョリティーというやつですね。声の大きい一部のばk……人々によって社会は生きづらくなり続けてるのではないか。私はそう思います。